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一般社団法人日本経営管理協会
関西事業再生支援センター

食品加工業

食品加工業であるU社は、阪神淡路大震災の影響により工場家屋が崩壊、取引先の倒産など 予想外の出費で資金繰りに窮し、銀行への返済計画を見直さざるを得ない状況でした。
しかし、創業者の急死により代替わりすることになった2代目は、銀行との取引にも慣れておら ず、また経営者としての勉強もこれから、という状態でした。

2代目のU社長が、会計士のご紹介で当社にご相談にお見えになり、銀行とのリスケジュール交渉、金利の見直し、新たな借入先の開拓も含めたスキームの策定することとなりました。
U社は売上は堅調でしたが、債務の額が売上とほぼ同額で、このまま行くと完済までに50年かかるという状況でした。2代目社長は10年〜20年なら我慢できるものの、この先不安定な経営環境の中で経営を続けていく希望がない、という状況でした。

そこで、担保に入っている不動産を当社が買い取り債務を圧縮し、金利の減免も同時に交渉して家賃を払いながら、残債務を16年間で完済する計画を立て、実行に移しました。その後は、従業員にも経営数字をオープンにし、成果主義の仕組みを導入しています。
また、取引先への積極的な提案型の商売を開始し、業績も上向いています。

2代目社長は、当社が紹介した経営の勉強会で積極的に経営を勉強し、将来のビジョンを策定して社員一丸となって経営に取り組んでいます。 現在は、U社の取扱商品が絞られ、大型設備が不要になったため、現在の工場から違う場所へ引越しを検討されています。
不動産を売却し、家賃を払いながら残債務を16年で払い計画を立案実行。

このまま推移すると、2代目社長が負債を返済し終わるまでに50年かかる 経営を勉強しなおし、社員一丸の社風を創り出す大型設備が不用になったので、安い地価の場所に転移検討。

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