2011年05月24日
278 中小企業向け資金繰り支援策<まとめ>
東日本大震災復興特別貸付、東日本大震災復興緊急保証の
相談受付が5月16日より開始されています。
そこで、ここでは政府が用意している資金繰り支援策のまとめを
書いてみたいと思います。
<制度名>
東日本大震災復興特別貸付(日本公庫・沖縄公庫)
危機対応業務(商工中金)
<制度対象者>
(1)地震・津波等により直接被害を受けた中小企業者
(2)原発事故に係る警戒区域等の区域内の中小企業者
(3)上記(1)、(2)の事業者等の事業活動に相当程度依存
している中小企業者
(4)その他、震災の影響により、業況が悪化している中小企業事業者
<制度概要>
事業の復旧に必要な設備資金・運転資金を長期・低利で融資
◆貸付制度
日本公庫(中小事業)・商工中金 7.2億円
日本公庫(国民事業) 4,800万円
制度対象者の(1)、(2)、(3)に該当する場合はさらに以下
の利用が可能
日本公庫(中小事業)・商工中金 3億円
日本公庫(国民事業) 6,000万円
◆貸付利率
日本公庫(中小事業) 1.75% (国民事業) 2.25%
商工中金 1.75%
※基準金利は5年以内 平成23年4月現在
◆貸付期間
設備資金 15年以内、運転資金8年以内
制度対象者の(1)、(2)に該当する場合は
設備資金 20年以内、運転資金15年以内
制度対象者の(3)に該当する場合は
設備資金、運転資金ともに15年以内
◆据置期間
最大3年以内
制度対象者の(1)、(2)に該当する場合は
最大5年以内
<制度名>
東日本大震災復興緊急保証(信用保証協会)
<制度対象者>
特定被災区域内の中小企業者
(1)震災の影響により業況が悪化している中小企業者
(2)地震・津波等により直接被害を受けた中小企業者
(3)原発事故に係る警戒区域等の区域内の中小企業者
特定被災区域外の中小企業者
(4)特定被災区域内の取引関係があり、かつ、震災の影響により
業況が悪化している中小企業者
(5)震災に起因した風評被害による契約の解除等の影響で
急激に業況が悪化している中小企業者
<制度概要>
金融機関から事業再建資金・経営安定資金の借入を行う場合、
一般保証と別枠で保証
◆保証限度額:無担保8,000万円、最大で2億8,000万円
一般保証、セーフティーネット保証・災害関係保証とは別枠
借入額の全額保証。
セーフティーネット保証・災害関係保証と合わせて、
無担保1億6,000万円、最大5億6,000万円まで利用可能。
◆保証料率:0.8%以下
その他にもマル経融資(商工会・商工会議所)、
災害関係保証(信用保証協会)、
セーフティーネット保証(5号:信用保証協会)、
一般保証(信用保証協会)などの制度があります。
お問い合わせは、森内まで
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moriuchi@urbanbenefit.com